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2019年05月29日

肥満の解消が認知症の予防につながる!

肥満の解消が認知症の予防につながる!

 

認知症の危険性を高める因子として重要なのは過体重や肥満だという研究が発表されました。しかも、肥満である期間が長いほど、認知症のリスクは上昇するということです。

 

英国のエクセター大学公衆衛生学部のデイビッド メルツァー教授らは、65~74歳でがん、心不全など、複数の慢性の健康障害をもたない成人25万7,523人と、何らかの健康障害をもつ16万1,927人を対象に、平均14.9年の追跡調査を行いました。

 

その結果、肥満である期間が10~14.9年に及ぶ、つまりずっと肥満だった人では、認知症の発症率が17%上昇することが分かりました。その一方で、肥満である期間が10年未満であると、認知症の発症率は低下していました。

 

適正体重を維持し、体をより活発に動かし、血圧値や血糖値、コレステロール値を良好にコントロールすることで、認知症のリスクを減らせます」と、メルツァー教授は結論づけています。

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