2019年01月25日
新しい抗インフルエンザ薬「ゾフルーザ」の効果は?(第2報)
やはり、「ゾフルーザ耐性(効きにくい)のインフルエンザが検出された」との報道がでました。
発売前の時点で、その心配はあったので、今後の報告が気になるところです。「画期的な新薬」と、もてはやすテレビ報道ばかりであったので、今後の処方に、やや影響があるかもしれません。
前回(第1報)にもお話したように、ゾフルーザは下熱作用は強いようですが、
その後の回復なり、体調不良が続いた症例を3名経験しました。
その方々が、比較的若い女性ばかりでした。因果関係は不明です。
ただ、いままでのイナビルを投与した場合とは、違う経過ですので、
しばらく、女性の投与については、見合わせることにしています。
もっとも、体力がある男性については、よく効いたとの声をよく聞きますので、
単に、体力の問題かもしれません。
いろいろな症例が集まれば、よりはっきりすると思いますが、やはり新薬は、
最初は慎重に投与すできでしょうね。
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