今回　新しく小倉記念病院に導入された人工ペースメーカーをご紹介します

先日　当院を訪問された小倉記念病院循環器内科　主任部長　安藤献児先生から
説明を受けました

小指の先端より小さい世界最小サイズのカプセル型リードレスペースメーカです

このリードレスペースメーカは　本体を皮下に植え込むのではなく　カテーテル

を用いて心臓内に送り込み　小さなフックで直接　心臓壁に取り付けられ　先端

の電極を通じて電気刺激を送りペーシングを行います

従来のペースメーカは　外科手術で皮下に皮下ポケットを設けて電源装置を植え

込み　静脈を通してリード電極を心臓内に留置する必要がありました

このリードレスペースメーカは　このような皮下ポケットもリードも不要なため

それらに関連した合併症のおそれがありません

また　外科手術による胸部の傷もなく　外からは電源装置のふくらみもないため

装置を意識することなく生活できます

今後　不整脈の患者さんへ導入される機会が増えると思われます